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1/26開催のスポーツ施設の国際対応を考えるフォーラムにおける勉強会に合わせて来日してくださった、Click EffectsのCliff Wight CEO、弊社代表取締役の木越との対談が実現しました。

木越:まずは我々として気になるタイムリーなトピックとして、昨年Click EffectsがChyronHegoの一員となったことがあげられますが、どういった変化があるのでしょうか。

クリフ:一番の変化は、リソースの飛躍的な増大です。我々はナッシュビル(アメリカ・テネシー州)の企業ですが、ワールドワイドに拠点を持つChyronHegoの一員となったことでエンジニアやサポートスタッフの拡充を予定しています。ChyronHegoのリソースを存分に活用することで、今まで以上に開発のスピードを速め、かつより手厚いサポート体制を整えることが可能になります。

木越:それは心強いですね。直近で新製品の発表などを予定されているのでしょうか。

クリフ:はい。詳しくは今年4月のNABで発表する予定ですが、Click EffectsとChyronHegoの特長を活かしたプロダクトを開発中です。非常に低価格で多機能な製品なので、幅広い施設で活用できると思いますよ。 また、ChyronHegoはスポーツトラッキングの分野でも突出したテクノロジーを持っていますので、メジャーリーグなどでは今までにない新しいスタッツ(選手の様々なプレーデータ)を採用し、Click Effectsを経由してビジョンに表示させていこうという動きも活発です。

クリフ:ところで、日本でのClick Effectsへの関心はいかがですか?

木越:昨年8月に日本での総代理店契約を締結して以来、各自治体、施設、チームへご紹介に回っているところですが、いくつものチームから非常に良い反応をいただいています。特に昨年9月に開幕したバスケットボールのプロリーグでは、リーグ全体として映像演出にこだわっていこうという方向性を示していらっしゃることもあってか、全体的に好印象な反応をいただいておりますし、いくつかのチームでは具体的な引き合いもいただいています。

クリフ:素晴らしいです!我々も1993年に最初のプロダクトであるProAudioを発表しましたが、1995年のマイナーリーグのチームへの導入が初めてでしたから。カセットテープの使用が当たり前だった当時の野球場の音響において、PCベースのシステムは非常に革新的で利便性も高まるはずでしたが、革新的なものは得てして浸透に時間がかかりますよね。

木越:クリフさんからは、強い、強いパッションを感じますよね。そのパッションの源はどこにあるのでしょうか。

クリフ:そうですね、私は昔から音楽、スポーツ、おまけにコンピュータも大好きで、それが今のClick Effectsにつながっていると思います。木越さんはいかがですか?

木越:今のクリフさんのエピソードには非常に共感する部分が多くてですね、実は私も小さなころから無線機器や音響機器を解体したり、自作したりすることが大好きでした。それが高じたのか、気が付いたら今このような業界で会社を経営しています。 もしかしたら私たちは似た者同士なのかもしれませんね!

木越:最後に、アメリカでClick Effectsがこれだけのシェアを獲得できた理由は何なのでしょう。

クリフ:スポーツチームの試合で、チーム側が考えるべきことは、試合の結果に関わらずお客様に満足してもらうことです。スポーツそのものの結果と観客動員数が直接的に結びついてしまうような状況は、収益の安定性の観点からは好ましくありません。我々はClick EffectsによるLEDボードのトータルコントロールを実現することで、観客の皆様が試合そのものだけでなく演出なども含めたトータルのエンターテイメントとして楽しんでいただくお手伝いをしています。
過去にはアメリカンフットボールにおいて、「Make Noise!」とLEDで煽ることで観客が盛り上がりすぎてしまい、うるさすぎて選手間のコミュニケーションに支障が出るということで、ルール変更が行われたりしたこともありました(笑) 日本ではまだまだスポーツ市場の規模が小さいということですが、Click Effectsでは価格帯も様々な製品ラインナップがあるので、必ずそのチームにマッチしたプロダクトがあると思いますよ。少々初期投資はかかりますが、演出だけでなく単純に広告枠を増やすという意味でも非常に有用な製品ですから。
バスケットボールのプロリーグが始まり、この先数年間で様々なスポーツの国際イベントを控える日本は非常に成長可能性の高いエリアだと考えており、御社のようなスポーツ施設に対してトータルソリューションを提供できる会社と総代理契約を結ぶことができて非常にうれしく思っています。弊社としても最大限のサポートをしていきたいと考えているので、リクエストがあれば何なりとお申し付けください。

木越:心強いお言葉をありがとうございます。これからもよろしくお願いします!